長崎和牛について

長崎和牛の歴史

長崎県の和牛の歴史は古く、弥生時代(約2,200年前)の牛骨が県内遺跡から発見されています。
鎌倉時代末期の文献『国牛十図』にも、壱岐牛や平戸牛が名産として記録されています。
さらに、地理的に近い朝鮮半島から牛が渡来し土着したとされ、
長崎は“和牛のルーツ”といわれる地域のひとつです。

特徴(味・肉質・飼育環境)

長崎和牛は、やわらかさとジューシーさを兼ね備えた肉質が特徴です。
きめ細やかな霜降りと赤身のバランスがよく、焼いても煮ても豊かな旨みが広がります。
また、潮風が届く自然豊かな環境と、良質な水や飼料によって丁寧に育てられています。
ストレスの少ない飼育環境が、肉の風味や香りを一層引き立てています。

受賞歴

長崎和牛はその品質の高さから、
数々の品評会で高く評価されています。

第10回 全国和牛能力共進会(和牛オリンピック)にて、内閣総理大臣賞(日本一)を受賞、

その他、多くの枝肉共励会や品評会でも上位入賞をしています。

他の和牛との違い

長崎は、土地が狭く大量肥育が難しいため、
少ない頭数で1頭1頭、丁寧に肥育されています。
また、温暖で穏やかな長崎の気候は、牛にストレスを与えず、健康的に育てるのに最適です。
そのため、霜降りは美しく、脂は甘く濃厚
他の和牛と比べても、赤身と脂のバランスが良く、幅広い料理に適した風味が特徴です。